トップページへ戻る
JFVA 機関誌

Vol.38


発行日: 2012年 1月31日
発行担当:  JFVA機関誌編集部
発行責任者:  日本フロアバレーボール連盟
会長 西村秀樹









◆◆◆INDEX◆◆◆
新年に寄せて
特集!!第2回クラブ日本一決定戦!!
ルール検討委員会における検討結果報告
第18回、全日本選抜フロアバレーボール愛知大会エンジェルカップ2012について
編集後記


新年に寄せて

日本フロアバレーボール連盟会長 西村秀樹

 新年あけましておめでとうございます。
 今年もフロアバレーボールの普及・発展のため、皆様方のあたたかいご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
 さて、すでに連盟MLでもご存知のことと思いますが、第2回 JFVAクラブ日本一決定戦を第1回大会から大きく変更することといたしました。
 まず、期日を年度末から年度当初に変更し、大会期間も2日間といたします。また、今回はインターネットライブ中継に挑戦し、試合もよりわかりやすく、かつ応援しやすいものにするために選手紹介やブレイク中のBGMなど、観て聞いて楽しめる競技をめざしていろいろとチャレンジしたいと思っております。
 また、この大会を盛り上げるためにもますますの競技普及を図り、新規の審判員養成や既存の審判員の育成が大きな課題となります。そのためにも皆さん一人一人のご協力が重要となります。私もできる限りの力を注ぐ覚悟でおりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

特集!!第2回クラブ日本一決定戦!!

@期日:平成24年6月30日〜7月1日(土・日)

A会場:神奈川ライトセンター(メイン会場)
     県立産業技術短気大学校
     横浜市立中尾小学校
     ※会場間は徒歩で移動できます。

B大会参加区分:1部と2部を実施

C参加出場枠と出場権獲得チーム
<第1部>
 北海道・東北大会優勝チーム 函館FVC
 東京大会優勝チーム OCEAN
 神奈川県大会優勝チーム ライトセンター球技倶楽部
 中部大会1部優勝チーム キングシャッチー
 Fリーグ1部優勝チーム 大阪ラビッツ
 中国・四国・九州大会優勝チーム 本年2月5日が大会
 エンジェルカップ1部優勝チーム 本年3月18日が大会
 特別推薦枠チーム 未定

 なお、特別推薦枠とは、盲学校チームになる可能性もあるでしょうし、各地でがんばっているチームとなる可能性も考慮していますので春の選抜高校野球で言うところの21世紀枠というイメージです。

<第2部>
 神奈川レディース&シニア大会優勝チーム スクラップス
 中部大会2部優勝チーム MAX新潟
 Fリーグ2部優勝チーム ハピネス京都
 エンジェルカップ2部優勝チーム 本年3月18日が大会

Dコート:試合は1フロア1コートとする。
     メイン会場ではインターネットライブ中継を計画
     選手紹介やブレイク中のBGMなど、魅せるフロアバレーに取り組む

E対戦方式
<第1部>
 4チームの2プールに分け、それぞれ総当たりの予選リーグを行う。
 予選は初日に各チーム2試合を行い、翌日に残り1試合を行う。
 1位同士が決勝戦、2位同士が3位決定戦を行う。
 5位以下の順位決定戦は行わない。

<第2部>
 4チームによる決勝リーグ戦とする。


第2回JFVAクラブ日本一決定戦実行委員会メンバーをご紹介します。

 (敬称略)
  委員長 木村康洋 関東ブロック理事
  副委員長 醤野隆行 連盟副会長
  委員 近藤正樹 函館FVC
  委員 藤田崇徳 中国・四国・九州ブロック理事
  委員 船越美津枝 MAX新潟







木村実行委員長からのメッセージ

 寒い日が続いています。でも、各地域では、日本一決定戦の出場チームも出そろいつつあり、熱い戦いに向かって準備が進みつつあります。
 今回の大会では、まず第一に前衛競技者が聞きやすく応援もしやすいように、一フロア競技としました。第二に試合時間を可能な限り多くとれるようにしました。第三に二部の参加用件を各地の現状を見据えつつ工夫しました。そしてさらに、ネット中継の準備を進めています。
 さあ、参加資格のあるチームはもちろん、今回は試合に出られない方も、観戦にいらっしゃいませんか!観光も横浜、鎌倉、スカイツリー、ディズニーランドなどいろいろあります。みんなで盛り上げ、そのエネルギーを各地域に持ち帰りましょう。今後とも皆様方のご協力をよろしくお願いいたします。

予選大会結果
☆1部☆
<東北・北海道ブロック大会>
 東北・北海道ブロック理事 古沢心冶
 東北・北海道ブロック大会は今年で二回目になります。当初は4月24日の予定でしたが、3月11日の東北地方太平洋沖地震のため延期となり7月10日に行いました。岩手チームの参加が危ぶまれましたが、当初予定した全チームが参加し行うことが出来ました。
 参加チームは東北地区は、青森、岩手、北海道地区は、函館、札幌、旭川の5チームです。会場は各チームの中間地である函館 湯の川視力障害者センターで行いました。試合はトーナメント戦で行い、優勝、準優勝を決定しました。敗者の練習試合を含め5試合行っています。
5チームなのでトーナメントが組みにくく、シードチームを作り、最低2回は対戦出来るようにしました。1日で5試合行うため、試合時間を1時間とし得点を1セットを15点で行いました。

試合結果
 優勝 函館チーム
 準優勝 旭川チーム

 決勝戦は、1セットは15対12で函館、2セットは10対15で旭川がとりました。3セットは制限時間のため先に1点取ったチームがそのセットの勝者になるため、先に得点した函館が取り、セットカウント2対1で函館チームが勝利しました。
 東北・北海道ブロックは大変広く、移動に時間がかかり、前泊が必要なため、旅費が大変かかります。そのため大会運営ではなるべく経費をかけないよう工夫しています。運営は各チームが協力して行う、昼食は各チームで準備する、無料の会場をつかうなどです。
 今後の問題点は、審判が出来る方が少ないこと、1コートしか取れず、試合時間が1時間しか取れないことなどです。次回より大会名称を変更することになりました。NFV −北日本フロアバレーボール大会になります。 全国大会が少なくなっているので、この大会を通して試合の場を残して行きたいと思っています。

参加されました函館FVC代表、近藤正樹さんからの感想。

 東北北海道ブロック大会が私達の地元函館で行われ無事に終了する事ができほっとしています。
 青森、岩手は大震災の影響もあり、参加が危ぶまれましたが参加していただき非常に意義深い大会になりました。
実は旭川チームがかなりの人員不足で函館のエースと守備の要を貸し出したという経緯があり、決勝戦は大接戦時間切れ、総得点で函館が優勝というものでした。
 改めて競技人口の拡大に力を入れないと北海道から全国レベルのチームは消えるなぁと実感させられる大会でした。

<第12回東京大会>
 期日:10月30日(日) 会場:東京都立白鴎高校
 参加6チーム
 予選は第一・第二セット15点、第三セット7点。
 決勝は第一・第二セット21点、第三セット15点。

▽予選第一コート
 スレイヤーズ 2-1 ELEMENTS (15-10, 9-15, 7-2)
 ELEMENTS 2-0 V-QUICK (15-13, 15-9)
 V-QUICK 2-1 スレイヤーズ (15-5, 13-15, 9-8)
 *全チーム1勝1敗。得失セット差でELEMENTSが決勝へ、スレイヤーズが三位決定戦へ。

▽予選第二コート
 スパイクヒッツ 2-0 エストレジャ (15-5, 15-12)
 OCEAN 2-0 エストレジャ (15-8, 15-8)
 OCEAN 2-0 スパイクヒッツ (15-12, 15-9)
 *2勝0敗のOCEANが決勝へ、1勝1敗のスパイクヒッツが三位決定戦へ。

▽三位決定戦
 スレイヤーズ 2-0 スパイクヒッツ (15-11, 15-10)

▽決勝
 OCEAN 2-0 ELEMENTS (21-14, 21-15)

<第31回神奈川県大会>
 11月27日(日)・12月4日(日)
 会場:神奈川県ライトセンター、他
 参加14チーム
 試合時間制限90分

▽1回戦
 湘南クーカーズ 2-1 ファルコンA (21-9, 17-21, 12-9)
 V−QUICK 2-1 エストレジャ (19-21, 21-11, 8-7)
 OCEAN 2-0 ビッグウェーブ (21-11, 21-12)
 ファミリー 2-0 戸塚遊友サンデーズ (21-7, 21-6)
 フェイカーズ 2-0 L&G (21-11, 21-6)
 川崎リバース 2-0 ミストラル (21-14, 21-15)

▽2回戦
 悟空倶楽部 2-0 湘南クーカーズ (21-17, 21-17)
 OCEAN 2-1 V−QUICK (21-16, 13-21, 10-8)
 ファミリー 2-0 フェイカーズ (21-16, 21-18)
 ライトセンター球技クラブ 2-0 川崎リバース (21-9, 21-12)

▽準決勝
 OCEAN 2-0 悟空倶楽部 (21-14, 21-15)
 ライトセンター球技クラブ 2-0 ファミリー (21-11, 21-9)

▽3位決定戦
 悟空倶楽部 2-0 ファミリー (21-19, 14-13)

▽決勝
 ライトセンター球技クラブ 2-0 OCEAN (21-12, 21-17)

<中部大会>
 期日:11月20日
 参加チーム:名古屋キングシャッチーとTREX長野。
 順位:優勝 名古屋キングシャッチー 準優勝 TREX長野

<Fリーグ2011>
 期間:6月12日(日)・7月10日(日) 全2節
 会場:大阪市立視覚特別支援学校、滋賀県立障害者福祉センター
 参加チーム:1部(一般の部) 4チーム
 
 試合時間制限50分。ただし、以下の規定がある。
 1,第一セット途中で時間が満了した場合、試合は続行するが新たなセットには入らない。
 2,第二セット途中、もしくは第二セット1−1で終了した時点で時間が満了した場合、第三セットは14−14から開始。
 3,制限時間前に第二セットが終了し、かつセットカウントが1−1の場合、第三セットは0−0から開始。

1部順位
 優勝 大阪ラビッツ       3勝0敗 セット差 5 点差 11
 2位 スーパーモンキーズ    2勝1敗 セット差 3 点差 33
 3位 うぉーたん        1勝2敗 セット差 -3 点差 -14
 4位 はるか          0勝3敗 セット差 -5 点差 -30

Fリーグ2011 1部試合結果
▽第一節(6/12)
 スーパーモンキーズ 2-0 はるか (15-5, 15-3)
 大阪ラビッツ 2-0 うぉーたん (15-13, 15-11)
 うぉーたん 2-1 はるか (15-10, 10-15, 16-14)

▽第二節(7/10)
 大阪ラビッツ 2-0 はるか (16-14, 15-11)
 スーパーモンキーズ 2-0 うぉーたん (15-8, 15-12)
 大阪ラビッツ 2-1 スーパーモンキーズ (15-12, 8-15, 15-12)

☆2部☆
<第12回レディース&シニア大会>
 10月2日(日) 神奈川県ライトセンター
 10月9日(日) 神奈川県相模原市、けやき会館
 参加7チーム
 試合時間制限90分
 女性全てと43歳以上の男性が参加可能。

▽予選Iブロック
 川崎リバース 2-0 A&LG (21-18, 21-16)
 湘南クーカーズ 2-0 MAX新潟 (21-17, 21-16)
 川崎リバース 2-0 MAX新潟 (21-14, 21-14)
 湘南クーカーズ 2-0 A&LG (21-15, 21-10)
 *湘南クーカーズと川崎リバースが共に2勝0敗、得失セット差も同じ。 得失点差で勝る湘南クーカーズが決勝進出。

▽予選IIブロック
 ビッグウェーブ 2-0 戸塚遊友サンデーズ (22-20, 21-15)
 スクラップス 2-0 戸塚遊友サンデーズ (21-11, 21-14)
 スクラップス 2-0 ビッグウェーブ (21-14, 21-17)
 *スクラップスが2勝0敗で決勝進出。

▽決勝
 スクラップス 2-0 湘南クーカーズ (21-14, 21-16)

<中部大会>
 期日:11月20日
 参加チーム:名古屋ゴールデンシャッチー MAX新潟
 順位  優勝 MAX新潟 準優勝 名古屋ゴールデンシャッチー

<Fリーグ2011>
 期間:6月12日(日)・7月10日(日) 全2節
 会場:大阪市立視覚特別支援学校、滋賀県立障害者福祉センター
 参加チーム:
 2部(女性全てと1970年4月1日までに生まれた男性が参加可能) 4チーム
 試合時間制限50分。ただし、以下の規定がある。
 1,第一セット途中で時間が満了した場合、試合は続行するが新たなセットには入らない。
 2,第二セット途中、もしくは第二セット1−1で終了した時点で時間が満了した場合、第三セットは14−14から開始。
 3,制限時間前に第二セットが終了し、かつセットカウントが1−1の場合、第三セットは0−0から開始。

2部順位(全日程終了)
 優勝 ハピネス京都       3勝0敗 セット差 6 点差 36
 2位 大阪市モッピー      2勝1敗 セット差 1 点差 19
 3位 ファイト八尾       1勝2敗 セット差 -1 点差 1
 4位 WING-KOBE       0勝3敗 セット差 -6 点差 -56

Fリーグ2011 2部試合結果
▽第一節(6/12)
 ファイト八尾 2-0 WING-KOBE (15-5, 15-11)
 ハピネス京都 2-0 大阪市モッピー (17-15, 15-6)
 ハピネス京都 2-0 WING-KOBE (15-10, 15-8)

▽第二節(7/10)
 大阪市モッピー 2-1 ファイト八尾 (12-15, 17-15, 17-16)
 大阪市モッピー 2-0(不戦勝) WING-KOBE
 ハピネス京都 2-0 ファイト八尾 (15-6, 15-11)

ルール検討委員会における検討結果報告

ルール検討委員会・牛島

 ルール検討に向けて各ブロックからの意見をお寄せいただいたところ、関東ブリックからは、サーブネット時のネット前コールの緩和、中部ブロックからは、フライイング・アタック(レシーブ)の制限、近畿ブロックからは、タッチネットの緩和の意見が寄せられましたが、意見の重なるブロックはありませんでした。
 また、ルール改定時には、一般6人制のルールとの表現の統一を図っていますので全体の見直しが必要となります。こうしたことから時間的余裕の事もあり、ルール検討委員会としては、本年4月の改定は見送りと致しました。
 なお、今回出された3ブロックの意見は今後のルール改定の参考となると思われます。全国大会頃までにブロック内の意見をまとめていただき、全国大会の場などでご意見を集約したいと思いますので、ブロック内での検討をよろしくお願い致します。

第18回、全日本選抜フロアバレーボール愛知大会エンジェルカップ2012について

 表記大会が平成24年3月18日愛知県の愛知県体育館で行われます。出場制限がない1部と40歳以上の男性と女性で構成するチームの2部の試合がそれぞれ行われます。主催者からは非常に良い体育館でフロアバレーボールを楽しむ全国の仲間に是非参加していただきたいという事です。 クラブ日本一決定戦に参加資格の得る最後の大会ですので日本一大会に出場を考えているちーチームの方は是非ご参加下さい。
 会場は名古屋城の中にあり大相撲の名古屋場所が行われるのと同じ体育館だそうです。体育館までは名古屋駅からタクシーで10分の立地の所にあります。
 参加を希望されるチームの方は、実行委員長の松浦晴男まで連絡をお願いいたします。

編集後期

 事務局の古村です。
 今月は皆様方に取って一番興味があると思われる第2回クラブ日本一決定戦の特集を組んでみました。今年はオリンピックイヤーであるとともにパラリンピックイヤーでもあります。他競技ではテレビや雑誌の取材などで色々とマスコミを賑わしておりますが、残念ながらフロアバレーボールは蚊帳の外に置かれている状況です。
 連盟では新たな取り組みも始めマスコミや世間に訴える良い機会だと思っております。小さな一歩からでも少しずつ進めて行かなければと思う今日この頃です。
 各地の取り組みやフロアバレーに関する各種情報をお持ちの方がおられましたら是非、事務局までご一報下さい。
 インフルエンザや風邪が流行っておりますので外出後は手洗いとうがいを忘れず行いましょう。