トップページへ戻る
JFVA 機関誌

Vol.46


発行日: 2016年 6月21日
発行担当:  JFVA機関誌編集部
発行責任者:  日本フロアバレーボール連盟
会長 西村秀樹









◆◆◆INDEX◆◆◆
◎5期目の任期を迎えて
◎新理事紹介
◎第6回JFVAクラブ日本一決定戦迫る!
◎日本一決定戦出場チーム紹介
◎ルール検討委員会報告
◎お知らせ
◎編集後記


5期目の任期を迎えて

日本フロアバレーボール連盟会長 西村秀樹

 日頃より連盟活動にご理解とご協力をいただきまことにありがとうございます。5期目の就任となり、改めて「初心」を肝に銘じて、この2年間を集大成として努めたいと思っています。
 さて、いよいよ来年度から全国盲(視覚支援)学校フロアバレーボール大会が始まります。このことで最も大きなことはルールの統一です!これにより学生チームとの交流が容易になりました。また、学校の先生方も積極的にルール研修会などを計画されており、その講師派遣にも連盟は積極的に対応しているところです。
 また、月末に開催する第6回JFVAクラブ日本一決定戦には、今回も大阪南視覚支援学校の学生中心のチームが出場してくれますが、若い力の台頭に大いに期待しつつ、今まで培ってきた社会人チームの技と経験との激突は、観る者を引きつけること間違い無しです。参加するチームのみなさんの熱い戦いを期待しています。
 最後に、先日に読んだ本の一節を紹介して巻頭のごあいさつとします。
 「十分な準備と訓練、そして強い意志は不可能を可能に近づける」

新理事紹介

 新たにブロック理事に就任された方をご紹介いたします。
 敬称は略させていただきます。

◆北海道・東北ブロック理事 明内康彦(みょうない やすひこ)
  所属:岩手雉"S(岩手県)
●コメント
  今は理事として何が出来るかまだわかりませんが、皆さんの声を聞き、
 教えていただきながら務めて参りたいと思います。
  我がチームもですが、少人数・高齢化してきており厳しいチーム状況のところも多いのではないでしょうか?出来るだけ多く方々に知っていただけるような活動が出来ればと思います。それがフロアバレー(連盟)の普及・発展の一助となればと思っています。
  皆さんどうぞ宜しくお願い致します。

第6回JFVAクラブ日本一決定戦迫る!

 今年の決定戦についてご紹介します!

☆大会概要☆
 ・期日:2016年6月25日・26日(土・日)
 ・会場:神奈川県ライトセンター
    神奈川県横浜市旭区二俣川1-80-2
    (このほか、周辺に会場を合わせて合計三会場で開催。)
 ・出場選手資格:
  1,2016年度JFVA登録選手名簿に記載されている選手。
  2,視覚障害の有無は問わない。
  3,第一部は出場制限なし、第二部は以下の制限がある。
   a,全ての女性、および1967年4月1日以前に生まれた男性。
   b,男女混成チームの場合、常にコートの前・後衛に1名ずつの
     女性選手を起用しなければならない。やむを得ず女性選手が1名と
     なった場合は、男性選手の年齢制限(上記参照)+5歳の選手を
     1名起用しなければならない。
  4,チームは4名までの補強選手を登録することができる。そのうち、
    試合ごとにベンチ入りできるのは2名まで。補強選手は同一
    ブロック内の選手で同じ予選会に出場していたチームから選出する。
 ・対戦方式:
  1,1部は7チームの2プールによるリンクリーグ戦を行い、それぞれの
    上位2チームで決勝トーナメント戦、下位チームで順位決定戦を
    行う。
  2,2部は4チームによる決勝リーグ戦とする。
  3,リーグ戦において勝敗数が同じ場合は当該チーム同士の対戦結果で
    上位を決定する。3チームが同じ勝敗数で並んだ場合は、以下の
    基準を順に適用する。
   a,得失セット差の多い方が上位。
   b,得失点差の多い方が上位。
   c,総失点の少ない方が上位。

☆大会日程☆
・6月25日(土) 大会初日
08:30 関係者集合、打ち合わせ、入館
09:00 チーム、審判団、補助員などの各受付
09:40 開会式
10:40 第1試合開始
12:25 第2試合開始
14:10 第3試合開始
15:55 第4試合開始
17:25 試合終了
・6月26日(日) 大会2日目
08:30 関係者集合、打ち合わせ、入館
09:30 第1試合開始
11:15 第2試合開始
13:20 第3試合開始
15:00 競技終了、閉会式
※試合は順次繰り上がることがある。

☆過去の優勝チーム☆
 ・第一部
  第一回(2011年)  キングシャッチー(愛知県)
  第二回(2012年)  ライトセンター球技クラブ(神奈川県)
  第三回(2013年)  ライトセンター球技クラブ(神奈川県)
  第四回(2014年)  ライトセンター球技クラブ(神奈川県)
  第五回(2015年)  ライトセンター球技クラブ(神奈川県)
 ・第二部
  第一回(2011年)  ハピネス京都(京都府)
  第二回(2012年)  スクラップス(神奈川県)
  第三回(2013年)  ハピネス京都(京都府)
  第四回(2014年)  ハピネス京都(京都府)
  第五回(2015年)  ゴールデンシャッチー(愛知県)



日本一決定戦出場チーム紹介

☆第一部☆

◆函館FVC
 東北・北海道ブロック所属。活動拠点は北海道函館市。
 6年連続6回目の出場。
○予選の戦績
 第6回北日本フロアバレーボール大会
  日 :2015年11月22日(日)・23日(月)
  会場:函館湯の川視力障害者センター
 ▽リーグ戦
  対旭川ホワイトベアーズ 2-0 (15-5, 15-6)
  対ラッセ青森 2-0 (15-6, 15-0)
  対IWATE雉'S 2-0 (15-5, 15-5)
  対レッドスコーピオン 2-0 (15-9, 15-5)
 *同大会優勝により日本一決定戦出場決定!

◆エストレジャ
 関東ブロック、東京フロアバレーボール協会所属。
 3年連続3回目の出場。
○予選の戦績
 第16回東京フロアバレーボール大会
  日 :2015年11月15日(日)
  会場:東京都立白鴎高校
  *同大会優勝により日本一決定戦出場決定!

◆ライトセンター球技クラブ
 関東ブロック、神奈川県フロアバレーボール協会所属。
 6年連続6回目の出場、優勝4回。
○予選の戦績
 第35回神奈川県フロアバレーボール大会
  日 :2015年11月29日(日)・12月6日(日)
  会場:神奈川県ライトセンター、他数会場
 ▽トーナメント二回戦
  対RisingSun 2-0 (21-7, 21-13)
 ▽準決勝
  対湘南クーカーズ 2-0 (21-10, 21-10)
 ▽決勝
  対エストレジャ 2-0 (21-17, 21-9)
  *同大会優勝により日本一決定戦出場決定!
●チームからのコメント
  今年で6年連続出場です。今年も5連覇という野望に向けて頑張りたいと思います。
  目標は、同じ神奈川の悟空にはぜったいに負けません!
  退かぬ!媚びぬ!省みぬ!
  強敵揃いの大会に挑戦者として向かって行きたいと思います。
  よろしくお願いします。

◆悟空倶楽部
 関東ブロック、神奈川県フロアバレーボール協会所属。
 2年ぶり四回目の出場。
○予選の戦績
 第35回神奈川県フロアバレーボール大会
  日 :2015年11月29日(日)・12月6日(日)
  会場:神奈川県ライトセンター、他数会場
 ▽トーナメント一回戦
  対川崎リバース 2-0 (21-14, 21-9)
 ▽トーナメント二回戦
  対横浜市立盲学校B 2-0 (21-14, 21-15)
 ▽準決勝
  対エストレジャ 0-2 (12-21, 17-21)
 ▽三位決定戦
  対湘南クーカーズ 2-1 (21-11, 19-21, 6-5)
  *同大会三位。JFVA理事会の推薦により日本一決定戦出場決定!

◆キングシャッチー
 中部ブロック所属。活動拠点は愛知県名古屋市。
 2年ぶり5回目の出場、優勝1回。
○予選の戦績
 第5回JFVA中部ブロック大会・一般の部
  日 :2015年11月22日(日)
  会場:長野県立長野盲学校
 ▽決勝
  対TREX戦 2-0 (21-8, 21-8)
  *同大会優勝により日本一決定戦出場決定!
●チームからのコメント
  キングシャッチーはゴールデンシャッチーとともに、月2回名古屋盲学校で練習しています。お互い切磋琢磨しながら、年齢に負けず頑張っています。
  この大会も日本一決定戦という名の大会に恥じないよう、頑張りたいと
 思います。

◆スーパーモンキーズ
 近畿ブロック所属。活動拠点は京都府。
 2年連続4回目の出場。
○予選の戦績
 第22回全日本選抜フロアバレーボール愛知大会Angel Cup 2016 第1部(一般の部)
  日 :2016年3月13日(日)
  会場:愛知県体育館
 ▽トーナメント二回戦
  対TREX 2-0 (15-5, 15-3)
 ▽トーナメント三回戦
  対キングシャッチー 0-2 (11-15, 11-15)
 ▽五位決定戦
 対函館FVC 2-0 (17-16, 15-10)
  *同大会五位。この大会における選手権出場資格最高位のため、日本一決定戦出場決定!

◆F.MO-ZU大阪
 近畿ブロック所属。活動拠点は大阪府。
 2年連続2回目の出場。
○予選の戦績
 Fリーグ一部
  日  :2015年12月20日(日)
  開催地:滋賀県大津市
 ▽リーグ戦
  対大阪ラビッツ 2-0 (21-12, 21-14)
  対レイカーズ 2-1 (21-17, 20-22, 10-4)
  対スーパーモンキーズ 2-0 (21-14, 21-18)
  *同大会優勝により日本一決定戦出場決定!


☆第二部☆

◆川崎リバース
 関東ブロック、神奈川県フロアバレーボール協会所属。
 初出場
○予選の戦績
 第16回レディース&シニア大会
  日 :2015年10月4日(日)・11日(日)
  会場:神奈川県ライトセンター、相模原市立けやき会館
 ▽予選リーグ
  対湘南クーカーズ 2-1 (15-21, 21-18, 5-4)
  対スクラップス 2-1 (21-16, 19-21, 10-7)
  *2勝0敗で決勝進出。
 ▽決勝
  対ビッグウェーブ 2-0 (21-19, 21-16)
  *同大会優勝により日本一決定戦出場決定!
●チームからのコメント
  今回初参加ですが活動歴20年以上の伝統あるチームです。
  予選ではすべて強豪との対戦となり、出場は難しいかと思いましたが、チームの結束力に加え奇跡的なプレーが続出、特に決勝戦はここ最近で一番といえる試合が出来たと自負しています。
  日本一決定戦では少しでも良い成績を残す事を目標とし、独特の緊張感を
 楽しめたらと思います。
  どうぞお手柔らかに宜しくお願いします。

◆ゴールデンシャッチー
 中部ブロック所属。活動拠点は愛知県名古屋市。
 5年連続5回目の出場、優勝1回。
○予選の戦績
 第5回JFVA中部ブロック大会・女性とシニア男性の部
  日 :2015年11月22日(日)
  会場:長野県立長野盲学校
 ▽決勝
  対TREX 2-0 (15-8, 15-8)
  *同大会優勝により日本一決定戦出場決定!

◆ハピネス京都
 近畿ブロック所属。活動拠点は京都府。
 6年連続6回目の出場、優勝3回。
○予選の戦績
 Fリーグ二部
  日  :2015年12月20日(日)
  開催地:滋賀県大津市
 ▽決勝
  対大阪すばる 2-1 (13-15, 15-7, 15-5)
  *同大会優勝により日本一決定戦出場決定!

◆大阪すばる
 近畿ブロック所属。活動拠点は大阪府。
 2年ぶり2回目の出場。
○予選の戦績
 第22回全日本選抜フロアバレーボール愛知大会
 Angel Cup 2016 第2部(16〜45歳の男性を除く部)
  日 :2016年3月13日(日)
  会場:愛知県体育館
 ▽予選
  対OSGガールズ 2-0 (15-5, 15-7)
 ▽決勝リーグ
 対ハピネス京都 2-0 (15-11, 15-11)
  対ゴールデンシャッチー 0-2 (14-16, 9-15)
  *同大会準優勝。この大会における選手権出場資格最高位のため、日本一決定戦出場決定!
●チームからのコメント
  私たちはメンバーが少ない中、それでも同地域のチームの方々の協力の
 おかげにより、練習や試合を行って来ました。そういった皆さんの支援に報いるため、また大会のクオリティを損なわないためにも、全力を尽くして頑張っていきたいと思います。皆様どうぞよろしくお願いします。

ルール検討委員会報告

 2015年11月、審判員代表と各地域ブロック理事が参加し、二年に一度のルール検討委員会が、専用メーリングリスト上で行われました。
 その結果、大会主催者、並びに審判員の皆様に於かれましては、次のような対応をお願いしたいと思いますので、宜しくお願い致します。

○サーブゾーン(エンド・ライン9M幅とすること)について
 ゲーム展開に広がりが出ることが考えられますが、試行が行われていないブロックがあることや、出されたご意見を踏まえて、各ブロック(チーム)において次の想定ルールの基での試行をお願いします。
・試行期間‥2016年4月〜10月の半年間
・試行の結果‥2016年11月末までに連盟に報告
1,サーバーは、サーブの位置を定めてボールを一度フロアに置いた場合、それ以降はボールを動かすことは出来ない。ただし、ボールが安定しない場合は、その位置でボールを置き直すことができる。
2,主審は、サーバーがボールをフロアに置いた時に短い吹笛を行い、5秒後にサーブ開始の長い吹笛を行う。この5秒間にレシーブ側は、ブロックの体制を整え、サービス側はフロント競技者がサーブの場合の指示を行うこととする。
 なお、この5秒間は、フロント競技者がサーブの時などを考慮し、主審の判断で若干延長することが出来る。
3,サーバーは、主審のサーブ開始の長い吹笛から3秒以内に自分のサービス番号を明瞭に告げ、ボールを打たなければならない。
※合計8秒になりますので、6人制バレーのサービス8秒ルールと同様になります。現状では時間制をとる大会等が多くなっていますので、サーブについても一定の時間制限を設定しました。

○スクリーンについて
・サービス側のバック競技者の位置(相手チームの競技者がサーバーまたはボールのコースを見るのを妨げる位置にいること)については、厳格に判断する。
・サービス側フロント競技者のサーブを避けるためのジャンプについては、サーブ・ゾーンが広がり避けにくくなることが想定されるので、レシーブ側チームプレーに影響を与えたと主審が判断した場合のみスクリーンの反則とする。

以上

お知らせ

 ■連盟ホームページをご活用ください!
http://www.jfva.org/index.html
 ルールブックやボールの注文、各種用紙のダウンロード、メーリングリスト登録や種々のお問い合わせ窓口など、さまざまなコンテンツを用意しております。どうぞご活用ください!


■連盟問い合わせ先一覧

○会長:西村秀樹
kaichou@jfva.org

○会計:藤井和宏
*会費、並びに日本一決定戦参加費納入に関するお問い合わせはこちら!
kaikei26@jfva.org

○登録事務:山田智生
*選手名簿提出に関するお問い合わせはこちら!
touroku22@jfva.org

○事務局:田中祐二
*その他、全般的なご質問はこちら!
jimukyoku@jfva.org

編集後記

 事務局、田中祐二です。
 二年ほど前、とある方から「新しくフロアバレーボールチームを作りたい」という相談を受けました。そのグループは盲学校の卒業生を中心に、月に二回ほどの練習会を開催するほどの活発さで、何度か連絡を取り合う中で、代表の方の並々ならぬ熱意がこちらに伝わってきました。
 私からは、C級審判講習会やルール勉強会へのお誘い、連盟への登録、その他諸々の情報提供をさせていただきつつ、新しいチームの誕生を見守ってまいりました。そして今年、ついにこの新チームが公式戦デビューを果たし、その記念すべき初戦の場に立ち会うことができました。非常にうれしい気持ちでいっぱいになりました。
 すでに報じられていますが、この先、盲学校においてフロアバレーボールの全国大会が開催されます。全国を目指して奮闘した学生たちが、卒業後に今回のような熱意をもって新しいチームをどんどん作ってくれるならば、一人のフロアバレーボール愛好者としてこれほどにうれしいことはありません。
 そんなうれしい未来を実現するため、私も尽力したいと思いますし、皆様お一人お一人のご協力もぜひとも仰ぎたく思います。どうぞ、お力をお貸しください!


★機関誌に関するお問い合わせはこちら!
jimukyoku@jfva.org